Tableau

【図解】Tableau Desktop 2020.2の新機能をはじめから丁寧に(+おまけ)

はじめに

昨日(2020/5/7)、Tableau Desktop 2020.2がリリースされました。
前回の2020.1同様、最速で日本語ドキュメントを書き上げたいと思います。
では、早速みていきましょー!!✨

※追記:公開が遅れたので今回はもしかしたら最速じゃないかもです…

Tableau Desktop 2020.2の新機能

(1)リレーションシップ

リレーションシップは簡単にいうと「データソースを区別したまま、複数テーブルを様々なキーで結合」することです。

・従来の結合:「結合」「集合」
(異なるテーブルを結合して、その後粒度を考慮した複雑な集計)
・リレーションシップ:「集計」「結合
(元テーブルで単純な集計をして、その後に結合)

また、Tableauの公式動画の内容をまとめると
「JOIN vs リレーションシップ」「ブレンド vs リレーションシップ」の違いは以下のようになります。



※データモデリングに関してはこちらで詳しくまとまっています。
リレーションシップは、JOINやブレンドと違って「柔軟」であることが特徴なんですね。
個人的には「JOINが最適化される」「パブリッシュできる」「最小限のクエリしか走らない」などが嬉しいポイントなのかなと感じました。

(2)セットコントロール

セットコントロールは簡単にいうと「動的にセットを扱う機能」です。

動的にセットを扱うことの何が嬉しいかというと「簡単な式のみで柔軟にグループ化できるようになった」ということです。
従来のグループ化は「セット」「ディメンションフィルター」「IF文を使った計算式」で対応するしかなく、それらは全て静的なもの(=固定されたグループ)でした。
仮に動的に扱うとしても技術的に難易度が高く、ほとんどの人が別の手段でアプローチをせざるを得なくなっていました。
しかし今回のセットコントロールにより、誰でも簡単に動的なグループを作成できるようになったのです。

セットコントロールの例としては、
Ex)都道府県の一部(東京、神奈川、埼玉)と市区町村の一部(渋谷区、港区、世田谷区)をグループ化
・東京全体の顧客の行動と、渋谷区+港区の顧客の行動を比較
・神奈川で売れている商品の傾向と、港区+世田谷区で売れている商品の傾向を比較

Ex)売上に貢献している商品(PC、TV、スマホ)と貢献していないカテゴリ(家電カテゴリ、家具カテゴリ)をグループ化
→PC+スマホを購入した顧客と、家電カテゴリ+TVを購入した顧客の特徴を比較
→PC+家電カテゴリを購入した顧客と、TV+スマホ+家具カテゴリを購入した顧客の性別/年代を比較

などがあります。
パッと思いつくだけでこれくらいあるので、他にも様々な応用を効かせることができそうです。

(3)セットアクションの強化

従来のセットアクションで「アクション実行/終了時に、選択した値を追加/削除/保持」できるようになりました。
嬉しいポイントとしては、ユーザー(閲覧者)がより現場でダッシュボードを深堀りできるようになった点です。
例えば、実際の会議中に気になったデータがあれば、それを選択してデータを絞り込むことができます。

引用元:Tableau公式サイト

(4)「データの説明を見る」機能の改良

今回のアップデートで「データの説明を見る」という機能で、「モデル化された列を管理」できるようになりました。
分析の際に、説明に含める列と除外する列を選択できるので、より自由度の高い分析が可能になります。
また「複数の極端な値を表示」できるようになったので、一度に多くの外れ値を検出することができるようになりました。

※「データの説明を見る」機能は簡単にいうと、ワンクリックでそのデータの背後にある情報をAIが導き出してくれるというものです。
(棒グラフを一つ作れば、ワンクリックで散布図や比較値などをAIが自動で求めてくれる)

(5)Esri Webデータコネクタ

ArcGIS Server URL または GeoService API URL を入力するだけで、Tableauを「Esriの位置データに直接接続」できるようになりました。
直接接続できるようになったことで、常に最新のデータにアクセスすることが可能です。

(6)Oracleの空間データのサポート

Tableauを「Oracleの空間データ」に接続できるようになりました。
これによりOracleの3次元的な地形データをTableau上で描画することができます。

おまけ(Tableau Mobileの新機能)

(7)メトリクス

メトリクスは簡単にいうと「スマホ(or WEB)でKPIを簡単に監視する機能」です。

対象者:KPIのみを簡単に監視したいユーザー(経営層、マネージャーなど)
特徴:最新の値や傾向を簡単に把握できる(フィルター操作不要)

例えば、お店のオーナーであれば「毎日の売上高」や「最も人気が高い商品」などを監視することができます。

引用元:Tableau公式サイト
基本的にTableau Mobileアプリを用いるのですが、従来のダッシュボードと異なるのは「型が決まっている」という点です。
型としては「KPI」が上部にあり、その「日付推移」が下部にあります。
※「KPI」のみを表示させることも可能。

おわりに

今回は新機能を具体的に紹介してみましたが、また後日「使ってみた系」の記事を書く予定です!
この記事を通してTableau Desktop 2020.2の理解が深まれば幸いです。
最後まで目を通していただきありがとうございました🙇‍♂️

参照元

https://www.tableau.com/ja-jp/about/blog/2020/5/now-available-tableau-relationships-metrics-powerful-analytics-enhancements
https://www.tableau.com/ja-jp/products/new-features#feature-129664
https://www.tableau.com/about/blog/2020/4/more-spatial-data-power-tableau-connect-esri-and-oracle
https://www.tableau.com/ja-jp/products/new-features/explain-data
https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/actions_sets.htm

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