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【超わかる】WEB解析の全貌

はじめに

こんにちは!インターン生の與那覇(ヨナハ)です
今回は時代のニーズが強い「WEB解析」について説明したいと思います。
どのサイトよりもわかりやすく丁寧にまとめたので、最後までお付き合い下さい🙇‍♂️

WEB解析の目的

なぜ一流と呼ばれる大企業はWEB解析に巨額の資本を投じるのでしょうか。
そう、”効果がある”からです。
WEB解析の目的は企業によって異なりますが、

◾️商品の購入数を増やしたい
◾️全体としての売上を増やしたい
◾️効果的なWEBサイトを作りたい
◾️WEBサイトの閲覧者数を増やしたい

などが挙げられます。

分析手順

①各種指標でサイト全体の推移を確認(上昇 or 下降)
②突出した傾向のある月があれば、その月の日別推移を確認
→あれば動きのある日付を細かな粒度のレポートを作成。
③特定セクションで他セクションより悪い値がある箇所を探す
→あれば他セクションの傾向と比較したレポートを作成。
④各種レポートでクライアントに合った独自の分析基準を作成し、傾向の違いを観察。
例)

※一年前(2018年8月)のエクスチュア総合研究所の簡単な分析

分析の種類

◾︎モニタリング型(通常)
数字を監視し、傾向の違いを把握することが目的。
問題が無ければアクションが生まれなくても良い。
◾︎アドホック型(イレギュラー)
特定の要件毎にアクション(サイトの修正orテスト案)に繋がるようなレポートを作成。
掘り下げても仮説が出てこない際には、分析の切り口を変更。

レポート観察

①大まかに各コンテンツの状況を把握
・PV数(WEBサイトが見られた数)
・UU数(重複無しの訪問者数)
・訪問回数(定義された時間間隔でカウントされたものを除いたPV数)
・平均滞在時間(ユーザーが訪問から離脱までサイトを閲覧した時間)
・直帰率(ユーザーが初めのページで離脱した割合)
・新規訪問率(訪問回数のうち新規顧客の割合)
・CV率(コンバージョン数/セッション数)
・チャネル(広告、SNS、自然検索などの流入経路)
②細かな状況を把握
・離脱率(特定のページで離脱した人の割合)
・アクティブ率(会員のサイト利用率)
・エンゲージメント率(イベントの発生状況などから求めた真のサイト利用率)
・デバイス(PC or 携帯 or タブレットなどの比率)
・入口(ユーザーの流入ページ)
・出口(ユーザーの離脱ページ)
・CVまでの日数(コンバージョンに要した日数の分布)
・検索キーワード(ユーザーが検索した単語や流入した広告の種類など)
・次のページ(特定のページの次にユーザーが遷移したURL)
・前のページ(特定のページの前にユーザーが遷移したURL)
・フォールアウト(コンバージョンのプロセスを指定して離脱率を観測)
・パスの長さ(PV数/訪問回数)
サイトコンテンツに合わせた独自指標を作成して評価
(他にも多く存在するが全ては載せきれないので割愛)
例)

以上が簡単なレポート作成に必要な指標となるのですが、実際に要求される分析には以下のようなものがあります。

◾️会員 or 非会員、通算訪問回数別などでユーザーの行動に差があるか
◾️ページ単位で上記の指標を分析した時に特徴的なユーザーの行動は何か
◾️目的を達成するような独自指標はどのように作成するのか
◾️コンテンツ毎の広告効果はどれくらいなのか、またその種類は何なのか
◾️ユーザー毎に送信すべきメールの内容 or タイミングは何なのか
◾️特定の商品を購入した顧客の行動はどうなっているか

しかし、素人が高度な分析を行うのは現実的に考えて厳しいところです。。トホホ

おわりに

分析をするということは”現状を把握し次のアクションにに繋げる“ということが重要となります。
エクスチュアでは、国内最高水準のデータサイエンティストが多数在籍しています。
プロ集団によるWEB解析の導入から運用までの支援はこちらから。

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