IT用語集

仮想化(Virtualization)って何?

はじめに

わかりそうでよくわからない「仮想化」という言葉。
実は仮想化にはいくつか種類があって、今回は2種類の仮想化を紹介していきたいと思います。
それは「アプリケーション仮想化」と「デスクトップ仮想化」です。
では、この仮想化とはどのような意味で、どのような良い面と悪い面があるのでしょうか。
早速みていきましょー!✨

用語説明〜最速で理解したい人のためのIT用語集より抜粋〜

  • 仮想化(Virtualization)・・・サーバやメモリなどのコンピュータの物理的な資源を、要求に応じて柔軟に割り振る技術。その資源を論理的に分割し効率化することで、一つの装置で複数の装置分の役割を果たすことができる。
  • アプリケーション仮想化(Application Virtualization)・・・ユーザーが使用するアプリケーションを、ユーザーのPC上ではなくサーバ側で保管・配布するシステム。アプリケーションを一括管理でき、他の端末から使用できるためセキュリティ面に優れているという特徴を持つ。
  • デスクトップ仮想化(Desktop Virtualization)・・・PCなどのクライアント環境をサーバー側で集中管理する技術。

仮想化の5つのメリット

一つ目は、ユーザーがアプリケーションを端末上(スマホやタブレットなど)でインストールすることなく、サーバー側からあらかじめ配信されたものを簡単に利用することができるという点です。
会社でPCを支給する際にユーザーが一つ一つアプリケーションをダウンロードしなくても、もともとサーバー側で用意されていたものを選択するだけで簡単に使えるようになります。さらに管理者としても、権限を与えたり与えなかったりすることで、社員のPCで使用できるアプリケーションを制限することができるのです。

二つ目は、アプリケーションを仮想化することで、複数のバージョンを共存させることができるという点です。
普段は新型のバージョンを利用していたとしても、クライアントに合わせて旧型のバージョンを併せて利用することで通信の障害をなくすということができます。さらに、特定の言語でしか動作しないという問題もこの仮想化を行っていれば、問題なく動作するようにもなるのです。

三つ目は、システム管理のコストを減らすことができるという点です。
社員が何千人もいるような企業では、一つのアプリケーションをアップデートさせるにも根強い注意喚起が必要ですが、この仮想化を用いれば社員のPC上のアプリケーションを一括でインストールしたりアップデートすることができます。

四つ目は、情報漏洩のリスクが減るという点です。
会社にとって重要なデータは全てサーバー上に保存してあるため、個人がデータを持ち歩くということがありません。さらに社員にセキュリティー対策をしてもらうという手間を省くことができ、PCが紛失したり、ウイルスに感染した時にでも情報漏洩を防ぐことができます。

五つ目は、リモートアクセスができるようになるという点です。
会社にとって重要なデータは端末(スマホ、PC、タブレットなど)に残さないため、震災など万が一のことがあった際に自宅で個人のPCから勤務をすることができます。さらに、営業先でお客様の情報を確認することができるのです。

仮想化の5つの悪い面

一つ目は、専門的な知識が必要とされることです。
仮想化には仮想化の知識を持った人が必要で、これは物理環境での管理とは全く異なるので設定するのにお金がかかります。

二つ目は、コストの削減にならないこともあるという点です。
仮想化のためには、特別なハードウェアや運用管理ツールの導入が必要になります。そのため、逆にコストがかかってしまうこともあるので注意が必要です。この仮想化は管理業務の削減と考えて導入する方が良いでしょう。

三つ目は、仮想化ソフトを選ぶ必要があるということです。
仮想化には、専用のソフトを使用する必要があるのですが、現在多くのソフトがリリースされているため、その会社にあった適切なソフトを選ぶ知識が必要になるのです。

四つ目は、物理環境には性能が劣るという点です。
仮想化によって作られた環境では、一度ハードウェアから仮想化ソフトウェアを経由するため、反応速度などの性能が少し劣ります。

五つ目は、全てのシステムが管理サーバーに依存しているという点です。
全てのシステムを管理しているサーバーに障害が発生した場合、サーバで全てのシステムに影響が出ます。そのため、サーバーの冗長化を図るなどの耐障害性の強化が必要不可欠です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。仮想化には基本的な環境を構築する際には、ある程度の費用がかかるものの、システムを一括で管理して業務を効率化させたいという企業にはメリットがたくさんあります。しかし、費用の面やセキュリティー面からトータルで考えると、やはり現実的には社員数が多い企業に向いているような気がします。概念的な部分が多かったので少し冗長的な文章となりましたが、仮想化の概念について理解していただけたのなら幸いです。最後まで目を通していただきありがとうございました🙇‍♂️

参照元

https://www.wikipedia.org
https://it-trend.jp/words/
http://it-yougo.com
http://e-words.jp
https://www.otsuka-shokai.co.jp/words/
https://www.weblio.jp/cat/computer/binit
https://wa3.i-3-i.info

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