海外カンファレンス

Adobe Summit 2018 レポート(1):AIとヒトで最高の経験を!

エクスチュア総合研究所をご覧の皆様こんにちは、

インターン生の畝川(せがわ)です。

3月に、Adobe Summit 2018に参加してきました。

https://summit.adobe.com/na/

Adobe Summitは、デジタルマーケティングのカンファレンスの中でも最大級の規模を誇り、基調講演や夜間イベントには豪華なゲストが登場する業界人にとってとにかくアツいイベントなんです!

初めて参加したのですが、得られたものが大きすぎて一回でアウトプットしきれないので、何回かに分けてレポートいたします。

 

今回は1日目の基調講演について。

1日目の基調講演はAdobeの製品にフォーカスしたプレゼンテーションが行われます。

まずCEOのシャンタヌ・ナラヤン(Shantanu Narayen)氏が登場し、Adobeのビジョンを語ります。

その後EVPのブラッド・レンチャー(Brad Rencher)氏がビジョンを具体的に解説しながら様々なゲストともに製品や事例の紹介をしていくという流れです。

 

魅力的な新サービスや新機能に目を奪われがちですが、根幹にあるアイディアを理解することに努めました。

その結果大きく分けて以下の三つのメッセージがあると感じました。

①「経験(experience)」を制するものが市場を制する

②機械(AI)に得意なことは任せましょう

③人間がやるべきこと、それは創造行為

 

一つ一つ解説していきます。

①「経験」を制するものが市場を制する

ナラヤン(Narayen)氏が提示したこのスライド。

「人々が購入しているのは商品そのものではなく、経験だ」

 

楽しかった旅行の思い出が、時が経っても思い出されるように、

良い経験は人々の深層意識に大きな影響を与えます。

ものがあふれ、似たような商品が市場に出回る中で、売れるものと売れないものの差は、

顧客にとって価値ある経験を提供できるかどうかによると彼は言います。

確かに○タバの新作が大学生によく売れるのは、それが美味しいからかもしれませんが、

「新作飲んでみた!」と友人とシェアしたい人や、新しいもの好きな人に

価値ある経験を提供できているからかもしれませんよね。

航空券を買おうとしている五人組アイドルグループAのファンの方は

CMを見てA○AよりもJ○Lを選ぶかもしれません。

これも一種の経験を買っているといえるでしょう。

経験に着目した戦略を立てることで、ビジネスのパフォーマンスが上昇することは

調査で明らかになっているといいます(Rencher 氏)。

それでは、価値ある経験とはどのようなものでしょうか。

それは、「良質で、個人に最適なコンテンツが、適切なタイミングで提供される」ことです。

そのためにはまず、様々なデバイスで情報にアクセスする個人を個人として名寄せし、

一元管理するUnified Profileが必要になります。

Adobeは端末情報を参加者同士で共有するDevice Co-Opというサービスを2018年5月にリリース予定です。

多様なサービスを提供する企業様がDevice Co-Opに入れば、

名寄せに必要なリソースが大幅に削減されるかもしれませんね。

加えて必要とされるのが「機械学習(AI)」と「クリエイティビティ」です。

②機械(AI)が得意なことは任せましょう

膨大なデータから情報を取り出したり、パターンを見出したりすることは

機械のほうが得意になりつつあります。

Adobe Senseiはまさにそのようなソリューションです。

https://www.adobe.com/jp/sensei.html

Adobe Senseiができることには枚挙にいとまがありません。

Advertising Cloud上でデバイスごとに最適な表示の広告を作成することや、

最適な広告費配分の自動計算、ラフ画から似たような写真を探してくる、

特定の行動パターンの顧客に自動で適切な広告を打つ、etc…

要は、「(名寄せされた)個人に(いくつかあるなかで)最適なコンテンツを選択して、適切なタイミングで提供する」ということはAIにほとんど任せられるということです。

逆に言えば、機械に任せられないことを人間はすればいいわけです。

「良質」なコンテンツそのものを創り出すことです。

③人間がやるべきこと、それは創造行為

「最適化」、「漸進的なカイゼン」は機械のほうが得意になるでしょう。

しかし、「破壊的な創造」はどうでしょうか。

0から1を創造するクリエイティビティは今のところ機械には十分備わっていません。

経験を評価することは機械に任せて、経験を作る(Createする)側に回りましょうというのが要旨です。

Experience Thinkerから、Experience Makerになることが求められています。

「Experience League」はExperience Makerを目指す人向けのコミュニティとして発表されました。

https://landing.adobe.com/experience-league/

Experience LeagueではTipsやエキスパートからのアドバイスなどを得られるそうです!

そして、Adobeにはクリエイティビティを支えるCreative Cloudもあります。

Experience CloudCreative Cloudがシームレスに連携できるAdobeは、

デジタルマーケティングにおいて最強の企業と言えるかもしれませんね!

以上が1日目、基調講演のレポートです。いかがでしたでしょうか。

もっとよく知りたいという方は、基調講演が

オンラインで見返せるようになっています(2018年4月時点)ので

ぜひそちらもご参照ください。

http://summit.adobe.com/na/sessions/summit-online/

ここまで読んでいただきありがとうございました。

関連記事

  1. 海外カンファレンス

    Adobe Summit 2018 レポート(2):経験の創造者たち

    エクスチュア総合研究所をご覧の皆様こんにちは、インターン生の畝…

  2. 海外カンファレンス

    Adobe Summit 1日目

    こんにちは!インターン生の山本です。3月22~24日にかけてラ…

  3. 海外カンファレンス

    Adobe Summit 2018 参加レポート(M)

    Adobe Summit 2018 に参加してきました!初の海…

  4. 海外カンファレンス

    Tableauカンファレンスレポート

    こんにちは、インターン生の柳沼です!秋晴れといった天気が続いて…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


  1. ブログ

    Webサイト上でのA/Bテストが手軽にできる「optimizely」
  2. Adobe Analytics

    DataWarehouseについて
  3. 海外カンファレンス

    Adobe Summit 2018 参加レポート(M)
  4. ブログ

    DirectionAPI+Tableauでドライブ時間の可視化(前編)
  5. Adobe Analytics

    PV(ページビュー)とは-Adobe Analyticsの指標説明
PAGE TOP